健康

最近はやりのスローフードとは?

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スローフードという言葉を皆さんは耳にしたことはありますか?雑誌やメディアなどでここ数年取り上げられる機会も多くなり、言葉だけなら聞いたことがある、という人もひょっとするといらっしゃるかもしれません。
身体に良さそうなイメージのある“スローフード“ですが、“オーガニック“とはいったいどう違うのでしょうか。
今回は、スローフードに関する知識を掘り下げていきたいと思います。

スローフードとは

スローフードの意味

スローフード(slow-food)はファストフード(fast-food)の対義語として、北イタリアで1986年に生まれた造語です。ここ数年に出来た和製英語ではなく、意外と昔から海外を中心に根付いている言葉なんですね。

ファストフードは、おなじみの通り、手早く(=fast)調理することができ、注文してすぐに(=fast)食べることができる食事のことを意味しています。ファストフードは欧米から日本に輸入された概念で、現代日本では都市部を中心にファストフードに溢れています。

これに対し、スローフードは、「食材を含め、ゆっくりとじっくりとつくられたフード」を指す言葉です。けっしてゆっくりと食べることを指すわけではありません。つまり、土地土地にあった生産方法で、丁寧に作られた食材を口にすることで、食生活とその土地の魅力(文化)を見直しましょう」というのがスローフードの概念です。

スローフードとオーガニックの違いって?

スローフードという言葉とよく混同されがちなのが、オーガニックです。どちらも健康志向の高い人に人気そうですし、どちらも何となく良い野菜なんかを使っているイメージが先行します。ですが、スローフードとオーガニックは概念が異なります。

オーガニックとは、日本語で言う有機栽培のことで、化学農薬を使わずに、土などにこだわった栽培方法で作られたもののことです。スローフードでは、かならずしもオーガニック野菜を使用しているわけではありません。スローフードはあくまでも、地域に根差した食材を使用し、丁寧に料理を作ることに重きを置いている概念なのです。

結果的にはオーガニック野菜を使用したスローフードも存在しうるでしょうが、スローフードを考えるうえで、オーガニックかどうかはさほど問題ではないのです。

最近はやりのスローフードとは?

スローフードとは

スローフード協会

スローフード協会とは

スローフードという名称の発祥の地でもあるイタリアのブラという場所に、スローフード協会の本部があります。先ほど紹介したようなスローフードの概念を大切にし、国内外に発信していく役割を果たしています。現在は、世界中に約8万人の会員がいます。

例えば協会本部のあるイタリアでは、「味の1週間」という一週間を設け、25歳以下の若者は、有名レストランの料理を格安で食べることができるように取り組まれています。普段はお金がなかったり、忙しくて食事に時間が取れなかったりする若者に、ファストフードから一旦離れてもらって、スローフードを楽しんでもらおうという運動です。

実はこの「味の一週間」は外国人も対象となっています。ですので、イタリアに旅行に行った日本人も対象になるのです。25歳以下の方は、イタリアに行く機会がありましたら、ぜひ「味の一週間」でお得にスローフードを満喫してみてはいかがでしょうか。

スローフードジャパン

スローフード協会の日本国内の本部です。これは1993年に日本では初めて東京でスローフード協会の支部が設立され、2004年10月に正式にスローフードジャパンとして本部として設立されたものです。日本でも、スローフードの魅力を周知すべく、スローフードジャパンは様々な活動を行っています。食のイベントや教育など多方面にわたる分野で活動が行われています。

味の箱舟プロジェクト

今回は、日本でのスローフードの取り組みの一つである、味の箱舟プロジェクトを紹介します。

味の箱舟プロジェクトとは、各地域独自の品種や加工食品・希少品種・伝統漁法などを守り伝えるため、世界共通のガイドラインで選定し、支援するものです。味の箱舟に認定されるには厳しい基準があります。地域の自然や人びとの生活と深く結びついている、小さな作り手による限られた生産量である、現在、あるいは将来的に、消滅の危機に瀕している、遺伝子組み換えが生産段階において一切関与していない、トレードマークや商業的ブランド名が付いていない、といった認定基準が設けられています。

日本国内で探してみますと、長野県のゆうこう、福井県の谷田部ねぎなど数多くの品目が実は味の箱舟に認定を受けています。国内旅行に言った際、味の箱舟に認定されている食材探しをしてみて、その土地ならではのスローフードを楽しんでみるのも、良いかもしれませんね。

最近はやりのスローフードとは?

スローフード協会


今回は、スローフードという、あまり馴染みのない言葉をご紹介しました。スローフードの概念を幾分かは理解していただけたはずです。まずは、自分の身で確かめてみるのが一番です。スローフードを実際に体験してみることでその良さは実感できるはずです。是非、休暇などの休みを利用して、時間をかけた丁寧な食事を堪能してみましょう。

石岡慶子
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