アロマテラピーに使うエッセンシャルオイルをご存知ですか?興味のある方はご存知だと思いますが、これからアロマテラピーを受けてみたい、家で楽しんでみたい、習ってみたい人の為に、エッセンシャルオイルの基礎と選び方についてご紹介します。
目次
エッセンシャルオイルって何?
エッセンシャルオイルとは
エッセンシャルオイルとは、精油と呼ばれる揮発性の油です。自然植物の花や葉、木部、果皮、樹皮、根、種子などの部分に存在し、その植物の香り成分が凝縮されて含まれています。大量の原料植物から、ほんの少ししか採れない、貴重なエッセンスです。
本来は天然純度100%のものだけが、エッセンシャルオイルと呼ばれます。しかし、実際には混ぜ物が加えられているのにエッセンシャルオイルと呼ばれて、店側も気がつかずに売っていることがあるので、注意が必要です。

エッセンシャルオイルとは?
エッセンシャルオイルの作用
心と身体にさまざまな作用をもたらしてくれるエッセンシャルオイル。その作用の一部をご紹介します。
- ■鎮静作用
- 神経系の働きを鎮め、心身の働きをリラックスさせてくれます。
- ■食欲増進・消化促進
- 胃腸の働きを活発にし、食欲を増進してくれます。
- ■ホルモンバランスを整える
- ホルモンの分泌を調整してくれます。
- ■免疫活性
- 免疫を活性化してくれます。これ以外にも、虫除けや抗菌、抗ウイルス作用などもあるとされています。
エッセンシャルオイルの選び方
アロマテラピーの用途に使用されているエッセンシャルオイルは、200種類以上あります。
代表的なエッセンシャルオイル
- ・ラベンダー
- リラックス効果がある優しい香りです。
- ・ローズ
- 抗菌作用のある華やかな香りです。
- ・ペパーミント
- リフレッシュ効果があるすっきりとした香りです。
- ・カモミール
- 免疫力アップや発汗作用のある甘い香りです。
- ・ジャスミン
- リラックス効果のあるフローラルな香りです。
- ・バニラ
- リラックス効果のある濃厚な甘い香りです。
香りのカテゴリー
種類が豊富なエッセンシャルオイルですが、香りの分類は7つになります。この分類はあなたが好きな香りを選ぶのにイメージしやすくなり、参考になります。その7つの分類と、代表的なオイルをご紹介します。
- ・ハーブ
- ローズマリー、タイム
- ・シトラス
- オレンジ、レモン、グレープフルーツ
- ・フローラル
- ラベンダー、ローズ、イランイラン
- ・オリエンタル
- サンダルウッド、パチュリ
- ・バルサム
- バニラ、フランキンセンス
- ・スパイス
- シナモン、ジンジャー
- ・ウッディ
- ユーカリ、パイン

7つの香りの分類
エッセンシャルオイルを選ぶポイント
エッセンシャルオイルの作用と分類がわかったところで、エッセンシャルオイルを購入する際のポイントをご紹介します。
アロマテラピーの専門店で購入する
あまり知識がない人でも、効能や香りを確認しながら購入出来るので安心です。雑貨店などで購入すると、天然100%でないものも混ざっている可能性がありますので、その点でも専門店がお勧めです。
心地よい香りを選ぶ
香りを試してみて、素直によい香りと思ったものを購入するのが良いでしょう。いくら良いと勧められても、自分が心地よいと感じなければ逆効果になってしまいます。
目的や気分に合わせて選ぶ
先程紹介したように、エッセンシャルオイルにはそれぞれに効能や作用があります。リラックスしたい時やすっきり気持ちを切り替えたい時、元気を出したい時など、気分に合わせて選ぶのもお勧めです。
遮光ビンに入ったものを購入する
エッセンシャルオイルは光や熱によって成分変化するので、遮光性のガラスビンに入っているものを選びましょう。
ステップアップ・テクニック
エッセンシャルオイルは揮発するスピードで、3つに分類することが出来ます。
最初に立ちのぼるのは、トップノートです。次に、ミドルノートが全体のイメージを決めます。最後にじんわり残るのが、ベースノートです。この3つを組み合わせることでバランスがよくなり、香りが持続します。
ただ、どれを混ぜても良いわけではなく、効果や香り相性の良し悪しがあります。専門店で相談するとその組み合わせも考えてくれますので、ぜひお試しください。

エッセンシャルオイルが揮発するスピード
エッセンシャルオイルは時にあなたの癒しになり、時に元気づけてくれる、よりステキな生活を送るお手伝いをしてくれる、そんな存在になることでしょう。