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キレない子供と食生活の関係性について

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近年、キレやすい子供や疲れている子供が増え、低学年での学級崩壊、問題行動、不登校などが深刻化しています。それらは早ければ幼児期からあらわれるとも言われており、愛情を持って育てているはずなのに…と驚く親御さんも珍しくありません。もちろん、親の接し方や愛し方も大切です。
しかし、気がつかないうちに疎かになりがちなのが、「食生活」だということを、ご存知でしょうか。

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低血糖の原因となる食生活

少年院に入っている子供や非行歴のある子供の食事傾向を調べたところ、菓子類や清涼飲料水・インスタント食品・加工食品・肉類の摂取が多く、魚や野菜の摂取は少ないという結果が出たそうです。朝食は食べず、昼食はパンで済ませ、お腹が空いたらカップヌードルやコンビニ食・菓子類で補う、夕食はファミレスといった、家庭料理を一切食べていない子供も多くいました。

共働き家庭が増え、ファミレスやファーストフード店、コンビニなどの利用率が高まる現代では、これらの毎日の利用に抵抗のない人が増えています。昼間家にいないため、子供が自由に菓子類を食べている家庭も、多くあることでしょう。それらが全て悪いわけではありませんが、頻度が高まることで、子供の成長に少なからず悪影響を与えている可能性は、否定出来ないのです。

子供が喜ぶからと、菓子類や清涼飲料水ばかり買い与えてしまうのも、子供の成長を想うなら、逆効果と言えるでしょう。と言うのも、砂糖の摂り過ぎは、「低血糖」の原因となるからです。

低血糖とは

低血糖とは、血液の中のブドウ糖の濃度である血糖値が低い状態のことです。低血糖だから、糖分が足りていないのでは?と思いますよね。確かに、少食で一度に食べられる量が少ない子供も、低血糖になりやすいです。一方で、一度にたくさんの糖分を摂ることも、低血糖の原因になるのです。たくさんの糖分を摂ると、血糖値が急上昇し、それを下げようとするインスリンというホルモンが分泌されます。そのインスリンの働きで今度は一気に血糖値が下がり、低血糖になってしまうのです。

低血糖になると、疲労や脱力感、強い不安を感じたり、集中力がなくなるなどの症状が出ます。これらは、学力低下や不登校の原因にもなり得ます。また、血糖が低くなると、血糖を上げようと副腎からアドレナリンが出るため、攻撃的になることもわかっています。

このように、身体が成長していると一見わかりにくくても、食事の内容がココロの成長に悪影響を与えてしまうのです。

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孤食の危険性

孤食になるとどうなる?

子供に悪影響を与えるのは、食事内容だけではありません。一人で食事する「孤食」も、心配すべき問題となっています。

孤食になると、嫌いなものを残しても注意する人がいません。栄養は偏りがちになり、マナーも覚えられず、家族とのコミュニケーションも減ってしまいます。家族団欒の時間は、子供にとって情緒を安定させ、心地良い居場所となる大切なものなのです。その機会が減ることでイライラは増加し、心の疲れのとれない日々を過ごすことになってしまいます。

積極的に摂取したい「まごわやさしい」

毎日の食事をしっかり摂っていれば、時々は外食やコンビニに頼っても構いません。健康的な食事を目指すために、覚えておくとよい合言葉をご紹介しましょう!それが、「まごわやさしい」です。1文字ずつ見てみましょう!

「ま」は「まめ」です。
大豆や大豆の加工品であるみそ・納豆・豆腐、小豆、グリンピースなどです。たんぱく質やミネラル、コレステロールを減らす作用のある脂質を含んでいます。

「ご」は「ごま」です。
ごまだけでなく、ピーナッツやアーモンド・くるみなどのナッツ類も含みます。たんぱく質やミネラルが豊富です。

「わ」は「わかめ」です。
わかめやひじき・こんぶ・のり・もずくなどの海藻類です。ミネラルや鉄分が豊富です。

「や」は「やさい」です。
にんじんやほうれん草などの緑黄色野菜をはじめ、やさい全般です。いろいろな野菜をたくさん食べることで、食事のバランスが整います。

「さ」は「さかな」です。
白身魚や赤身魚、魚全般です。週の半分くらいは、肉ではなく魚メインの食事が理想的です。さらに、丸ごと食べられる小魚は、カルシウムも豊富です。

「し」はしいたけです。
しいたけ・まいたけ・しめじ・エリンギなどのキノコ類です。食物繊維やミネラル、ビタミンが豊富です。

「い」は「いも」です。
じゃがいも・さつまいも・里芋などのいも類です。食物繊維や炭水化物、ビタミンCが豊富です。

どの食品もスーパーで手に入る、昔から日本で食べられてきたものばかりですよね。この「まごわやさしい」を意識して食事を作るだけで、自然に栄養バランスが取れ、健康的な食事となるのです。これは、子供だけでなく、大人にとってもカラダに良いことだらけ!平日忙しい親御さんたちは、出来れば週末に作り置きをして、バランスを取れるようにするのがオススメです。また、毎日の食事に野菜たっぷりのお味噌汁をプラスするだけで、十分変わってきますよ!

キレない子供と食生活の関係性について

積極的に摂取したい「まごわやさしい」

子供がココロもカラダも大きく成長するためには、「食事」は忘れてはいけないエッセンスです。時には子供と一緒に台所に立ち、コミュニケーションを取るのも良いかもしれませんね。

石岡慶子
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